システム構成 インターネット上の対話文にもとづくドラマ番組の構造化
上原さん(2003入学)の研究テーマ

2chのドラマスレッド

注目状態グラフ

家庭用ハードディスク等のローカルストレッジの大容量化に伴い,蓄積された 番組から視聴者の嗜好にあった映像シーンを選択的に視聴する手法が必要とさ れています.

このような背景の中、上原さんは, 2ch上の視聴者コミュニティで展開される 対話文をもとにして,ドラマ番組に対する視聴者の注目状態の特徴パターンを 表現する「注目状態グラフ」を生成する手法と、それを使った新しいTVの視聴 システムを研究中です.

注目状態グラフは, 注目状態の特徴パターンを番組進行と同期した時間軸上に マッピングしたグラフで,これを利用することで様々な注目状態に応じた 番組シーンの選択視聴を可能とする事を狙ったものです。

2chでは,日本語の構文を無視した表現や独自な言葉使いが多用される非常にく だけた対話文が使われており,分析が困難です.研究中の手法では,こうした対話文 から, 番組進行中に一定時間間隔内で一定頻度を超えて出現する語を対象に, それらの出現パターンの特徴を捕捉するアルゴリズムを用いて注目状態グラフ の生成を試みています.

実際にドラマ番組に関する視聴者コミュニティの対話文から注目状態グラフを 生成し, 同グラフが,番組の進行に応じて変化する視聴者コミュニティの注目 状態を捉えていることを確認しました.

関連論文
  • H. Uehara & K. Yoshida, Anotating TV Drama based on Viewer Dialogue, SAINT2005